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“D.LEAGUE”で活躍 青森県出身プロダンサー「MAAAO」の挑戦

2025.01.14(火) 11:30

2020年に開幕したプロダンスリーグ「D.LEAGUE」。その舞台で活躍する青森県平川市出身の女性ダンサーがいます。プロの世界を取材しました。

【MAAAO(マオ)さん】
「えっと、ちょっと待ってください、標準語とった方が良いですよね、青森ですもんね」
「上京した時は全然、もうなまりなんて取らないぞと思ったんですけど、このチーム入ってからちょっとなまり恥ずかしいかなと思って」

久しぶりに津軽弁を話すというMAAAO(マオ)さんが戦う舞台が、14チームがしのぎを削る世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」。平川市出身の24歳、MAAAOさんは「SEGASAMMY LUX」と契約を結ぶ「プロのダンサー」=「Dリーガー」として2年目のシーズンを迎えています。

【MAAAOさん】
「一応Jリーグ(サッカー)とかBリーグ(バスケ)とかあるじゃないですか、そのダンス版ということで」
「そうですね、いつまで続けられるんだろうっていう心配はありますけど」

パフォーマンス次第では次のシーズンの所属先がなくなってしまう厳しい世界です。

D.LEAGUEで勝負するMAAAOさんはどんなダンサーなのか?チームメイトに聞いてみると。

【RIMOWAさん】
「MAAAOちゃんのすごいところは身体能力が高くて、メンズが多いチームなんですけど、そこに引けを取らないぐらいの身体能力があるなって思います」

【Koodyさん】※表記上「O」に「/」
「めちゃくちゃ笑顔で踊るなっていう印象です、自分は」
「ニコニコとやっている中ですごいスキルをバンバン見せてくるので、化け物ですね(笑)」

プロのチームメイトも評価するMAAAOさんのダンスをたっぷり捉えようと12月にチーム練習にお邪魔しましたが、何やら想像とは違う、とても静かな雰囲気。

なんとダンスをしないまま1時間近くも意見交換。その理由は?

【MAAAOさん】
(Q.全然曲流れなかったですよね?)「ハハハ」
「今回はたまたまちょうど(構成を)練っているところだったっていう」
「次の試合までは1週間ちょっとあるんですけど、うちはまだちゃんと(構成が)できてない状態なんですね、今が」

D.LEAGUEのレギュラーシーズンは、10月から5月にかけて、2週間ほどの間隔をあけながら14ラウンドが行われます。ラウンド毎にテーマを変えながら、2分ほどのパフォーマンスを披露します。

シーズン開幕前にある程度のところまでは作り込んでいますが、細かいところはラウンド直前まで試行錯誤を重ね、勝利につながる構成に進化させていきます。

D.LEAGUEでは審査員が審査する5つの項目と、アプリを通じた会員投票の、合わせて6項目で勝敗が決まります。個人のダンススキルだけでなく全体の演出やシンクロ具合も評価対象です。

(Q.楽しくてやってきたダンスじゃないですか、今たぶんプレッシャーもかかってるじゃないですか、どんな心境なんですか?)
【MAAAOさん】
「そうですね、本番前にどれだけ踊り込めるかで楽しさが違います」
「絶対踊る前は『よし楽しもう』って言って、皆でいって出るんですね、楽しさなくなったら本当に緊張感がやっぱり伝わっちゃうんで」

4歳からダンスを始め、D.LEAGUEというプロの世界にたどり着いたMAAAOさん。最近はダンス業界の変化を感じているようです。

【MAAAOさん】
「Dリーグ自体がやっと広まってきて」
「ダンスを仕事として目指す子たちが多くなったと思うんですよね」
「その自分がちゃんと活躍っていうか、そういう場を見せて、特に青森にもっと、貢献して、プロダンサーを目指す子たちが増えたらいいなと思うんですけどね」
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