【福代隼士アナウンサー】
「保護者の方々が除雪を行っているんですが、そのすぐそばを車が通るという状況です」
冬休み最終日、青森市の浜田小学校の通学路では、PTA会長をはじめ10人ほどの保護者と児童が除雪をしました。こちらの道路は教職員とPTAとの話し合いで、安全確保のために通学路の中でも特に除雪が必要だとした道路です。
【保護者】
「ここだと子どもが通ると車通りも多いので、絶対ここは道を作った方が良いなと思います」
【児童】
「フワフワな雪とカチカチな雪があって歩きにくいです」
保護者たちは、雪を削って歩道を作ったり、歩きやすいように雪道を踏み固めたりしていきました。
【浜田小学校PTA会長 河合秀夫さん】
「一応人は通れるようになったので、前より安全かとは思うんですけれども、どうしても子どもたちは遊びながら通学してきますので、それを考えるともうちょっと歩道が広ければすごく良いのかなとは思います」
通学路に危険な箇所がないかを最終確認するという成田博樹教頭に同行すると…。
【浜田小学校 成田博樹教頭】
「子どもたちがここ歩くしかなかったんです。それがここを付けてもらったので、このまま横断歩道を渡れるという状況になって、とてもいいなと思っていました」
浜田小学校では15日からの授業再開に向け、6日から除雪をしてほしい箇所を市の教育委員会に要望し、通学路を整備してきました。
【浜田小学校 成田博樹教頭】
「年末年始はこっちもそっちもで、もう(歩く)すき間が無かったので、どうやって子どもが歩くのかなと気にしていてお願いしたらここ付けてもらったので、とりあえずはなんとかなりそうだな」
ただ、青森市によりますと、14日朝までに小中学校から要望のあった通学路のうち、全体の15%ほどとなる47カ所で作業がまだ終わっておらず、対応を急いでいます。