一晩で10センチ以上の雪が降り積もった弘前公園。チーム桜守のメンバーを始め市の職員たちが、長い柄のノコギリやチェーンソーを使って、高い所に伸びた枝を切り落としていきました。
リンゴのせん定技術を桜の木に応用したやり方は、「弘前方式」と呼ばれ、日本一とも称される美しい桜の光景を生み出す冬の大事な作業です。
2023年からは、「令和の剪定」と銘打って、枝の高さを7メートル前後まで下げ、低い位置の枝の成長を促進させます。
これにより、見た人が目線の高さでたくさんの花を楽しめるようにします。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「昨年の開花から、下枝にも花が多く着くようになっております。その枝をしっかり開花する主の枝として育てていくというのが、これからの取り組みになってきます」
一方で、倒木や幹折れなど大雪による被害が心配されましたが、桜の景観に影響があるほどではないということです。
せん定作業は、3月いっぱい続けられます。