大坊小学校で開かれた読み聞かせの授業には、6年生11人が出席。絵本作家の夢ら丘実果さんと吉澤誠さんが講師となり、2人で制作した「カーくんと森のなかまたち」という絵本を読んで聞かせました。
【絵本作家 夢ら丘実果さん】
「カー君は知らない間に、森に新しい命を与えていたというのです。そしてこの森にはこんなに友達がいて、カー君の体にはきれいな星空まであるなんて、初めて気が付いたのでした」
この絵本は、自分に自信がないホシガラスの「カーくん」が、周囲に悩みを打ち明けることで、元気や自信を取り戻していく物語です。
夢ら丘さんは絵本について解説を付け加え、「一人ひとりに良いところがあり、その人にしかできないことが必ずあります。命はかけがえのないものだから、大切にしてほしい」と呼び掛けました。
【児童】
「命はかけがえのない尊いものだと改めて分かりました」
「人と人との命は交換できないということも分かって、(命は)地球以上に重いというのも感じられました」
絵本作家、夢ら丘さんたちによる読み聞かせは、命の大切さを伝えようと2007年に始め、県内での授業は初めてとなります。