東京商工リサーチによりますと、スーパー藤原は1940年に創業。ピーク時の2009年の売上高はおよそ42億円でした。
しかし、人手不足などを理由に2024年6月、栄町本店が閉店。
浪館店と戸山店の2店舗で営業を続けてきましたが、物価高騰などの影響で資金繰りが悪化したことにより、今回の措置を決めました。
負債総額は現在精査中ですが、8億円台と見込まれています。
【近くの住民】
「初めて知りました。このごろね、あまり人入ってない感じだったんですけれども」
「すごくショックですね。ちょっとしたものは、ここで買っていたので…」
【買い物客(親子)】
親「閉店でビックリしましたけど、食事困るね」
子「うん」
親「食品とかを買える場所が(この地域では)少ないので、このまま人が増えてくれれば良いんですけど、引き続きここで買えれば良いなと思っています」
スーパー藤原は、21日をもって、むつ市に本社を置く「マエダ」に運営事業を譲渡しました。
マエダによりますと、浪館店と戸山店の2店舗は23日まで「スーパーふじわら」として営業し、一度閉店した後は「マエダ」の店舗としてオープンする予定だということです。
従業員については面談を行い、希望者は引き続き雇用される見通しです。