重機で削り取る、雪の壁。
【澤田愛美アナウンサー】
「高さは4メートルほどでしょうか、この雪の山の中にリンゴが貯蔵されているということです」
雪が激しく舞うなか、ようやく姿を見せたのは、1月上旬に貯蔵された「雪貯蔵りんご」
新日本青果と酸ケ湯温泉が共同で実施したリンゴを掘り出す体験会には、いてつく寒さの中、酸ケ湯温泉の宿泊者など16人が参加しました。雪貯蔵りんごを作って16年。1番の積雪量といいます。質感は…
【澤田愛美アナウンサー】
「カチカチに硬くてなかなか崩れないですね、この雪」
掘り出した箱を開けると、広がるのはリンゴの良い香り。
早速、試食します。
【試食した人】
「ん~!」
「雪貯蔵りんご」の特徴はみずみずしくて甘く、香りが豊かなこと。雪の中に貯蔵し気温0℃、湿度90%に保つことで水分量が保たれ、酸味が飛び、食べた時甘さが強く感じられます。
【東京から来た人】
「一口でわかりますね。全然違いますね、おいしい」
【韓国出身 仕事で青森市に在住】
「雪の中にあって冷えていてすごくおいしかったです」
【奈良から来た人】
「雪貯蔵という、雪の中に何か置いておいて熟成させるという発想は、雪国ならではで素敵だなと思いました」
雪の中に貯蔵されているのは、サンふじや王林など全部で76トン。掘り出してすぐ新鮮な状態で出荷できるのが特徴です。3月下旬まで少しずつ掘り出していきます。