【三沢市 小桧山吉紀市長】
「職員がこのような事案を起こしましたことは誠に遺憾であり、市長として大変重く受け止め、その責任を痛感しております」
横領していたのは、三沢市の財団法人で、用地買収などを行う三沢市土地開発公社で会計処理を担当し、市財務部管財課を兼務する職員です。
市によりますと、2024年8月から2025年2月までの間に、市土地開発公社の預金通帳から20回に渡って不審な引き出しがありました。
この職員は公金の横領を認め、「申し訳なかった」と話しているということです。被害額は80万7600円で、借金返済に充てていたとしています。
市は現在、返金に向けた調整を行っていて、返金の状況によっては刑事告訴を検討するということです。市は、職員の処分については検討中とし、職員の年齢や性別を明かしていません。
市は再発防止対策として、通帳を課長が管理するなどし、預金の出し入れは必ず2人以上で行うとしています。