
今回新たに、漁協に所属する個人およそ700人にも大型魚と小型魚を1本ずつ割り当てます。
2025年度のクロマグロの漁獲枠を巡っては、30キロ以上の大型魚が685.8トン、30キロ未満の小型魚が340.5トン、青森県に割り当てられることが決まっています。
19日は、青森市でクロマグロの漁獲量に関する会議が開かれ、各漁協の漁獲実績をもとに配分量が示されました。
最も多い大間漁協には大型魚が258.8トン、小型魚が9.88トンを割り当てます。また、漁獲量の増枠分を活用して、新たに県内の漁協に所属する個人およそ700人にも配分することを決めました。
【県クロマグロ協定管理委員会 堀内精二会長】
「あくまでもキロ数は目安ですが、小型魚(10kg)を1本、大型魚(50kg)を1本新規に700名の方に配分することになりました」
一方、クロマグロの漁獲量の未報告問題を受けて、国の水産政策審議会は2025年度の青森県への追加配分量から、大型魚90.6トン、小型魚6.1トンを差し引くことを決めました。
【県クロマグロ協定管理委員会 堀内精二会長】
「その追加配分の数量を使って未報告があった3漁協は、一括返還することで一致しました」
2025年度の追加配分は6月ごろに行われる予定です。