2024年の青森ねぶた祭でねぶた大賞に輝いた北村麻子さん制作の「鬼子母神(きしぼじん)」。
祭り終了後、10個以上のパーツに分割して茨城県の倉庫に保管されていました。
3月上旬、ねぶたが会場に運び込まれ、4日から15日まで、北村麻子さんが万博会場に駆け付け、設置・補修作業が行われました。
父でねぶた名人の北村隆さんもサポート。この大型ねぶたは、万博開催期間中、フードコート「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」の入口で、来場者を出迎えます。
【ねぶた師 北村麻子さん】
「たくさんの方に見ていただいて世界平和のメッセージを伝えることもすごく素晴らしいことですし、またねぶたの素晴らしさというのを全世界に発信できる良い機会になったんじゃないかなと思います」
クイズです。北村さんは会場で他の制作もしていました。さて、何を作っているでしょうか。
正解は…、たこ焼きの名店、たこ家道頓堀くくるの看板です。
実は、フードコートに出店している大阪の名店12店舗の看板も、北村さんがねぶたの技法で作っているのです。
青森のねぶたと大阪の名店が共存する、またとない機会となっています。