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被害「ほぼ100%」 除雪の遅さを訴える 豪雪被害の青森市浪岡地区のリンゴ園

2025.04.07(月) 18:45

青森市の西市長が、この冬の豪雪で深刻な被害を受けた浪岡地区のリンゴ園を視察しました。

【浪岡地区りんご共同防除組合連絡協議会 太田節夫会長】
「園地の中のほぼ100%が被害を受けた。まともな木は1本もない」

青森市浪岡の五本松地区にあるリンゴ園。一時は3メートルを越える雪が積もり、ふじを中心に、王林やジョナゴールド、つがるといったおよそ150本ある木のほぼ全てで、枝折れや幹割れが発生しました。

視察に訪れた西市長に強く訴えたのは、除雪のタイミング。こちらの園地では、2024年12月末の時点で、すでに木が雪に埋もれていたにも関わらず、園地のそばの農道に最初の除雪が入ったのは3月19日でした。

【浪岡地区りんご共同防除組合連絡協議会 太田節夫会長】
「2月の末から3月までで、それ(去年12月末)以上の雪が降っているからこういう状態になっている。その間に1回でも2回でも消雪剤が入っていれば、ここまではいかないと思う」

こうした訴えに対し、西市長は。

【青森市 西市長】
「2月になって、また最大積雪深を記録するぐらいの雪が降りましたので、最初にやったところがまた除雪が必要な状況になってしまいまして、だいぶ除雪の作業が遅れてしまった」

こう話したうえで、市としては折れた木の修復や伐採に関わる費用の補助に加えて、農家の生活を支える手当てなども考えていきたいとしています。
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