18日朝早く、新青森駅へとやってきたトラック。
陸奥湾や青森県の近海で取れたホタテをはじめとした海産物が下ろされ、専用のエレベーターで新幹線のホームへと運ばれました。
JR東日本グループが行っている新幹線の荷物輸送サービス「はこビュン」。今までは車内販売用の部屋などに荷物を積んでいましたが、18日から始まったサービスでは、新幹線の客室を利用します。
【福代隼士アナウンサー】
「こちらの荷物の置き場所も、何度も試験的な輸送を繰り返して決められました。先に新幹線に乗り降りする方の妨げにならないように、間隔を空けて置かれています」
客室を利用することで、これまでのおよそ5倍となる200箱ほどの荷物を運ぶことが可能です。
【福代隼士アナウンサー】
「荷物の積み込みが行われている新幹線は、十両編成となっています。前方の2両全てが荷物輸送用の車両になっています」
18日は、新青森駅から東京駅に向けて海産物120箱や、引っ越しの荷物20箱が積み込まれました。
今後は、海産物を中心に、医療用品や精密機器などが輸送されるということです。
【JR東日本 新青森駅 吉田和男新青森駅長】
「新幹線はお客様を運ぶだけではなくて、お荷物も高速でかつ安定的にお運びできるということを広く皆様に知っていただきまして、ぜひ荷物輸送でも当社の新幹線をご利用いただきたいと思います」
大口輸送に対応した「はこビュン」。サービスを実施する新幹線は、毎週金曜日に運行されます。