この夏の参院選にいち早く名乗りを上げたのは、自民党の現職で3期目を目指す滝沢求さんです。
2024年の出馬表明以降、青森県連や自身の後援会が主催する会合に出席し、支持者らに結束を呼び掛けています。
【自民・現 滝沢求氏】
「この素晴らしい古里、青森をさらに磨きをかけて、次の世代に引き継いでいくそれが私の責務だと考えています。どうか皆さん、7月20日の投票日まで一緒になって戦っていただければ勝利を見えてくると確信して、これからの戦いを進めていきたいと考えております」
懸案となっていた津軽地域の青森3区支部長も決まり、今後、選挙に向けた態勢の構築を進めます。
【自民・現 滝沢求氏】
「1回目・2回目の選挙と違って逆風の中での戦いです。今まで以上に丁寧に愚直に、そして地域の方々に寄り添って政策を訴えていきたいと考えております」
対する立憲民主党は、2025年に入り元アナウンサーの新人、福士珠美さんの擁立を決めました。
福士さんは出馬表明後、支援者へのあいさつ回りを重ね、街頭では政治改革を進めると訴え、支持を呼び掛けています。
【立憲・新 福士珠美氏】
「社会の活力が削がれて、経済の発展が削がれて、そういった状況が『変わらない政治』が続いていたからだと思うので、やはりそこを変えたい」
この日は、初めてとなる有権者との対話集会を開き、参加者からは、目の前の困った人を1人でも多く救ってほしいと要望を受けました。
【立憲・新 福士珠美氏】
「やはりこういった対話集会がなければそういう声も聞くことができなかったと思いますので、できれば今後40市町村内で対話集会を開いて地域の声・様々な立場の声・現場の声をたくさん拾っていければと思っています」
一方、共産党の新人、荻野優子さんは、街頭活動に重点を置き、党の政策を訴えています。
【共産・新 荻野優子氏】
「国民の暮らしよりも、お金持ちが優先の政治に今なっています。消費税はまず緊急に5%に減税をして、暮らしも社会保障も大切にする政治にしましょう」
選挙は初挑戦となりますが、国政での経験が豊富な前の衆議院議員の高橋千鶴子さんと二人三脚で支持拡大を図ろうとしています。
【共産・新 荻野優子氏】
「私は新人ということもありまして、知名度は他の方と比べて低いと思いますので、今後は街頭にどんどん出て、有権者の方と対話をして共産党の魅力を伝えていけるように、全力で頑張りたいと思います」
想定される参院選の投開票日まで残り3カ月。各陣営の動きが徐々に本格化しています。
また、参院選青森選挙区を巡っては、参政党も候補者の擁立を検討しています。