バスから降り立ったのは、台湾・高雄市の陽明国民中学と前金国民中学の1年生と2年生、そして関係者合わせて20人です。
【津軽・ほっとステイネットワーク 乗田和耶さん】
「青森県の農村の素晴らしさを体感して、今回のファームステイを思いきり楽しんでください」
一行は20日に青森に到着し、21日は農家民泊を体験するために平川市を訪れました。
生徒たちは、3人から4人のグループに分かれて受け入れ先へ出発。
【坂本佳子記者】
「小高い丘の上にあるのは、リンゴ園。県産リンゴの主な輸出先でもある台湾の中学生たちがテキパキと作業を進めています」
佐藤正道さんのリンゴ園では、4人の生徒が大きく高品質なリンゴを育てるために必要な「摘果」という作業を手伝いました。
【台湾からの中学生】
「簡単です、簡単」
「台湾とは違う感じがして、こういう文化に参加できてうれしいです」
【ホストファミリー 佐藤正道さん】
「秋には素晴らしいリンゴができると思います。ありがとうございます」
この後、4人の生徒たちは佐藤さんの自宅へと向かいました。
そして、22日…。
【青森県職員】
「ダージャーハオ(皆さん、こんにちは)」
青森県庁で大歓迎を受けた一行は、教育や観光分野で今後も交流をしていきたいと宮下知事たちにアピールしていました。
そして…。
【生徒】
「今回、私たちは特別な音楽をお届けします」
生徒3人が披露したのは、台湾の伝統楽器による演奏です。
【宮下知事】
「一音一音が言葉だと思うので、台湾から台湾の雰囲気とか歴史だとか伝統だとかというのを、彼らが運んできてくれたような気になりました」
生徒たちは北海道函館市を巡った後再び県内に戻り、25日に青森-台北線を利用して台湾に帰ります。