県によりますと、2024年度の児童虐待の相談件数は、過去最多となった前の年度より34件減って2380件となりました。
児童相談所別では、八戸市や三戸郡などを管轄する三八児童相談所が最多で750件、次いで青森市や東津軽郡を管轄する中央児童相談所が619件となりました。
相談内容を種類別にみると、暴言などの心理的虐待が全体の半数を超える1304件、次いで身体的虐待が607件となっています。
また、虐待者で最も多かったのは実の母で48.8%、次いで実の父が44%を占めました。
【青森県こどもみらい課 和田哲也課長】
「子育てや親子関係に悩んだ時は、一人で抱え込まずに市町村のこども家庭センターなどの相談窓口、または匿名で相談できる『あおもりけん親子のための相談LINE』に、ぜひご相談いただきたいと思います」
県は中央、中南、三八の3カ所に嘱託弁護士や警察からの出向職員を配置していて、今後も相談体制の強化を進めるとしています。