初夏の味覚が並ぶ、青森市のマエダストア虹ケ丘店。魚売り場には、これから千葉県産の生ガツオが並び始めますが、2025年は漁獲量が少なく、価格は100グラム当たり386円と、例年より2割高くなる見込みです。
6月に入り、宮城県気仙沼市での水揚げが本格化すると、品数は増えてきそうです。
青森3大サーモンの1つ「青森サーモン」も店頭に。6月いっぱい楽しめそうです。えさ代や人件費などが高騰している影響で、例年より1割高くなっています。
そして、6月から7月にかけてさらにおいしくなる下北産の生ウニ。現在100グラム当たり2376円です。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「今年は水揚げが少なく高騰していましたが、来月にかけて青森県産の生ウニの相場が下がってくる予想なので、購入しやすくなると思います」
価格は少しずつ落ち着いてきそうです。
その他、この時期のおすすめは。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「来月に入ると、青森県産の鯛やヒラメの水揚げ量が増えてきて、相場も下がってきますので、ぜひお刺身で楽しんでいただきたいです」
一方、果物売り場では。
【服部未佳アナウンサー】
「これから旬を迎えるサクランボ。今年は高値で推移しそうです」
アメリカンチェリーは、産地の天候不順により不作で、1パック430円と、2024年よりも5%高くなっています。2025年は大粒傾向で、パリッとした食感、強い甘みは健在です。6月に入ると山形県産、6月下旬には青森県産の「佐藤錦」や「紅秀峰」が販売されます。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「山形県産が不作で、高騰しそうです。マメコバチの減少から受粉が上手くいかず、着果不良となっています」
青森県産の生育は今のところ順調ですが、ほかの産地が高騰すると影響を受け高くなる可能性もあるということです。
そのほか、スイカやメロンも売り場に登場しています。千葉県産のスイカは、生産者や作付けの減少などから、2024年より1割高騰しています。6月中旬から青森県産が並び始めます。
茨城県産のメロンは、生産量の減少などから2024年同様、価格が上がっています。青森県産は6月上旬から徐々に販売されます。
【服部未佳アナウンサー】
「食材は全般に高騰している印象ですが、野菜の価格は、これから少しずつ落ち着いてきそうです」
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「夏にかけて野菜全般の産地が北上してくるので、天候次第ではありますが、これまでより価格は落ち着いてくる見込みです」
野菜売り場の品ぞろえは、ゴールデンウィーク明けから潤沢に。気温が上がらず入荷が遅れていた青森県産のアスパラガスや、野辺地町産のコカブも、店頭に増えてきました。
旬を迎える高知県産のミョウガは、1パック193円と例年並み。
オクラはこれから国産に切り替わり始め、例年並みの価格となりそうです。
高値で推移している九州産のトウモロコシは、6月中旬から関東産に切り替わり、購入しやすい価格になる予想です。そして―
【服部未佳アナウンサー】
「今、特にお買い得なのが、関東産のレタス。安くて、大きいです!」
予想外に天候が良く、気温も上がった関東。生育順調な群馬県産のレタスは1玉181円です。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「レタスは各主要産地で豊作です。豊作すぎて圃場廃棄するという情報もあるほどです。来月にかけてさらに安くなる見込みなので、ぜひ、大きくて食べ応えのあるレタスを味わってください」