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「星と森のロマントピア」運営休止へ 2300万円超の赤字 収益改善が困難

2025.09.10(水) 18:45

弘前市の観光複合施設「星と森のロマントピア」が財政状況の悪化により、近く運営休止になる見込みであることが分かりました。

弘前市によりますと、ロマントピアは市が出資する第3セクターの一般財団法人が運営していて、2024度末でおよそ2343万円の赤字になっているということです。

市は、毎年1億円ほどを拠出していて、施設の維持管理・運営に努めていました。しかし、規模の割に収益性が低く、施設や設備の老朽化で修繕費が年々膨らんでいて、収益が改善するのは困難な状況です。

民間の40社ほどの宿泊事業者と意見交換をしましたが、買い受けを申し出るところはありませんでした。

ロマントピアは1989年に開業し、ホテルとコテージの宿泊施設、温泉やプール、バーベキュー施設といった設備を備え、コロナ禍前の2019年度には年間19万人以上の利用がありましたが、2024年度には11万5千人まで減っていました。

宿泊の予約は、11月以降、受け付けていません。

【弘前市観光部 白戸麻紀子部長】
「地域の活性化の部分で言いますとこれまでも多くの市民ですとか、観光客の方に利用されてきた施設であるので市としても残念な状況でありますけれども、現状で言うといったん休止というような判断になるかと思います」

市は引き続き、財団と協議を進めます。
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