「夢の平成号」は1989年に運航を始めましたが、船の老朽化に加え、高齢化に伴うスタッフの確保が難しくなったなどとして、2025年度で廃止されます。
10日は、地元、脇野沢小学校と中学校の子どもたち合わせて16人が「夢の平成号」に乗り込み、脇野沢港の沖にある鯛島を目指しました。
そしておよそ40分。到着すると、打ち上げられたごみを拾ったり、中学3年生たちは鯛島の頂上付近にある神社で志望校への合格を祈願したりしていました。
【小学生】
「6年間イルカウォッチングなどで乗ってきて思い出もあるので少し寂しいです」
【中学生】
「8年間乗ってきたので寂しい部分はありますが、機会があったらまた違う船で(鯛島に)行きたい」
脇野沢港に到着後には感謝のセレモニーが行われ、中村秀則船長たちに花束が贈られました。
【夢の平成号 中村秀則船長】
「あと1カ月事故のないように努めていきたい」
「夢の平成号」は10月13日まで運航されます。