中南地域7つの市町村長が県庁を訪れ、宮下知事にそれぞれ要望書を提出しました。
このうち弘前市の桜田市長は、行政区域を超えた広域的な捕獲対策や秋田県の支援センターのような、専門的な支援体制の整備を求めました。
弘前市では今年クマに襲われ2人がけがをしたほか、9月末時点での目撃件数は103件、捕獲件数は201件と、過去最多だった2023年度の同じ時期を大きく上回っています。
クマ被害の対策への要望は、弘前市以外の自治体からも相次ぎました。
【宮下知事】
「クマは、ちょっと大変だなという気持ちになっていて、現場でやることと、私たちの仕組みづくりがうまくかみ合わないと(ならない)」「改めてしっかりやらないといけないなと思っています」
【弘前市 桜田市長】
「緊急の対策を取らなければいけない、まさに災害に近いような状態だと弘前市では思っておりますので、それを解決するような手立てを市町村・基礎自治体ではなく、県全体で取っていただきたいと思っています」