気温がぐっと下がり、秋も深まってきましたが、魚売り場には、お馴染みの秋の味覚が見当たりません。
戻りガツオ、秋サケ、サバ。特にカツオとサケは水揚げ量が少なく、値上がりしすぎて販売できないという状況です。カツオの今年の水揚げ量は、去年の2割程度だということです。
これから旬を迎えるタラも徐々に並び始めましたが、水揚げ量が少なく、去年より2割高くなっています。
一方、今年豊漁のサンマ。今月に入り水揚げ量は減ってきているものの、現在も去年より2割安い価格で販売されています。また、今年は脂の乗った大きなサンマを冷凍保存している業者が多いとのこと。生サンマの販売は例年11月中旬ごろまでですが、今年マエダストアでは、サンマの水揚げが終わった後も、冷凍保存されていた今年のサンマを販売する予定です。
野菜売り場では―
引き続き、北海道産のタマネギが不作で小玉傾向。1個85円と、例年より4割高くなっています。
一方、秋の味覚は例年並みの価格で並んでいます。サツマイモも品ぞろえが増えてきました。茨城県産の「紅ゆうか」は、Lサイズ1本322円。宮崎県産の「栗かぐや」は、1袋600グラム入りで366円です。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「蜜があふれているものが、特に甘いです。サツマイモは日が経つほど糖化が進むので、これからもっと甘くなります」
北海道産のカボチャも、100グラム当たり52円と例年並みです。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「カボチャは、種がふっくらしたもの、果肉の色が濃いものがおすすめです」
そして―
【服部未佳アナウンサー】
「これからの季節、鍋料理で楽しみたい野菜が手頃に購入できそうです」
ハクサイが4分の1カットで171円、長ネギは1本150円と、例年並みの価格に落ち着いています。産地の茨城県などで天候が良く、今年は台風の影響もなかったことから、収穫量が増え、順調に入荷しています。
果物売り場には、秋のフルーツが潤沢です。
青森県産リンゴ。現在は主に「早生ふじ」と「とき」が並んでいます。今年は雨が少なかった影響で小玉傾向。色付きも良くありませんが、夏から秋にかけて気温が高かったことから食味は良好です。
青森県産スチューベンも小粒傾向ですが、その分糖度が高く、食味が良いということです。
また―
【服部未佳アナウンサー】
「今が旬!柿の品ぞろえも増えてきました。今年は小玉傾向ということですが、甘みはしっかりあります」
今年はカメムシの被害も少なく、甘い!1個150円です。来月にかけて入荷が増え、相場はさらに下がりそうです。
ところで!東日本では“種なし柿”が主流。特に青森県や北海道では種なし柿の消費量が多いんです。種なし柿は渋柿なので、渋抜きをして販売しています。一方、西日本では、種ありの甘柿が主流です。
こちらは、福岡県産の「太秋柿(たいしゅうがき)」。九州や四国で多く栽培されている種ありの甘柿で、2個入り1パック322円です。来月上旬まで販売されています。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「太秋柿は、サクサクと歯ごたえのある食感で、甘みもあり、ジューシーでおすすめです」
冬のフルーツも、売り場に登場しています。
【服部未佳アナウンサー】
「去年、記録的な不作だったミカン。今年はおいしくできました」
現在並んでいるのは、極早生ミカン。熊本県産の「豊福(とよふく)」は1袋538円で、去年よりも2割安くなっています。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「極早生の品種は、見た目ほど酸味はなく、さっぱりしていておいしいです。特に今年は酸抜けが良く、食べやすいと思います」
今年の秋は、食味の良いフルーツが盛りだくさん。旬を味わって、季節の変わり目を元気に乗り越えましょう!
















