弘前市と大鰐町を結ぶ大鰐線は、事業者の弘南鉄道が3年後の3月末で運行を休止することを決め、それに代わる交通の確保が課題となっています。
27日には、弘前市など沿線自治体の市町村長たちが青森県庁を訪れ、宮下知事に要望書を手渡しました。
要望書では、運行休止後の代替交通について県が事務局を担い、弘前市や大鰐町とともに検討を進めるよう支援を求めています。
要望を受けた宮下知事は、鉄道に代わる交通手段について早い時期に提示する考えを示しました。
【宮下知事】
「やはり県がリーダーシップを取って、両市町にまたがる路線でもありますので、代替交通については早いタイミングで県民の皆様にお示しできるようにしていきたいと思います」
県は2024年度内に事務局を設置する方針です。
要望を終えた弘前市の桜田市長は、県の対応に期待感を示しました。
【弘前市 桜田市長】
「知事からは早い時期に代替交通について示したいという話がありました。大変心強く感じております。大いに期待をしております」
また、弘南線について宮下知事は、今後も財政支援を継続する考えを示しました。