東通原発の現在の敷地の高さは海抜13メートルで、想定されている「基準津波」の12.1メートルを上回っています。
東北電力は7日の会合で、安全性をさらに高めるために、原発の南北のエリアを16メートルから18メートル程度までかさ上げする計画を示し、今後、影響の有無を確認する方針を説明しました。
説明後、原子力規制庁からは、造成する敷地の高さや範囲が決まってから改めて説明するよう求められました。
東通原発は、原子力規制委員会による審査が長期化していて、東北電力は再稼働に向けた安全対策工事の完了時期を9月末までに示すとしています。