大雪によって割れた幹や枝。青森県五所川原市では、市議会の経済建設常任委員会が被害状況を視察しました。
【リンゴ生産者 和田涼さん】
「農家を始めてから見たことのない積雪だったので、驚きはしましたけれども、どうもならないので、できる限り対応できるところはしていってという感じですかね」
和田涼さんの園地では、全体のおよそ3割で幹割れや枝折れがあったということです。
【リンゴ生産者 和田涼さん】
「今、結構環境が変わってきて、リンゴも作りづらくなっているところもあるので、その辺りは勉強しながら頑張ってやっていきたいと思っています」
また、リンゴ生産者歴30年ほど、工藤鉄美さんの園地でも、幹割れなどで収穫量は3割以上減ってしまいそうだといいます。
【リンゴ生産者 工藤鉄美さん】
「今年が初めて、あまりにも多い」
「この辺りの木は、ほとんどいってしまっている」
工藤さんが指さしたのは芽の部分。実は、雪が多かったことで、普段より枝が垂れ下がり…。
【リンゴ生産者 工藤鉄美さん】
(Q.これは何の動物)「これはウサギです」
雪害に加え、普段の4割ほど多く食害にも見舞われたのです。
【リンゴ生産者 工藤鉄美さん】
「このまま切断するか…」
「芽が吹かなくてリンゴがならなければ結局」
【五所川原市議会経済建設常任委員会 外崎英継委員長】
「(リンゴの木は)年数がかかるものですから、苗木の購入助成やその他にいろいろできる物があれば検討していきたい」