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弘前市の生産者「もう地獄」 雪害のリンゴ園を市長が視察

2025.04.09(水) 18:45

津軽地域の各地で見舞われている大雪によるリンゴの木の被害。弘前市石川の山あいにある工藤博喜さんの園地では、105本のリンゴの木のうち、30本が幹割れや太い枝が折れる被害に遭いました。

【リンゴ生産者 工藤博喜さん】
「(最初に見た時)もう地獄でしたね」
「非常にがっかりしました」

この園地に、弘前市の桜田市長や市議会議員たちが視察に訪れ、被害状況を確認しました。

被害に遭った木は、そのほとんどが栽培を始めてから50年以上経つ、多くの収量が見込まれる木でした。枝を支えていた支柱も木と一緒に折れてしまっていました。

多い時には、2メートル以上の積雪があり、工藤さんは20年来のリンゴ栽培の中で大雪で、これほどの被害を受けたのは、初めての出来事だそうです。

【リンゴ生産者 工藤博喜さん】
「苗木がなかなかないようですけど、来年や再来年までも支援を延ばしてほしいというふうに思います。あと支柱もかなり折れて、曲がったり折れたり使えなくなったので、支柱の支援助成もやってもらえたら」

弘前市は、被害を受けた生産者が新しく苗木を買う経費の3分の1の補助を既に始めているほか、支柱を購入する経費の補助も近く実施する予定です。

【弘前市 桜田市長】
「想像していた通りの厳しい状況にあるなと感じました」
「生産者の方々が、リンゴを生産するという意欲を持ち続けていただく、このことが重要になります。その意欲を失わないよう市として下支えをしながら、農家の方々と相談をしながら対応していきたいと思います」

一行は合わせて市内3カ所の園地を回り、被害対策を図ることにしています。
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