東北電力によりますと、5月分の電気料金は、平均的な家庭で8919円となり、前の月よりも434円上昇するということです。
平均燃料価格は低下したものの、冬の期間に適用されていた政府の補助が終了したことが大きな要因です。
2月分から3月分の請求額には、1キロワットアワーあたり2.5円。4月分には、1.3円を政府が補助していました。
また、再生可能エネルギーの普及のために電気料金に上乗せされている「再エネ賦課金」。これが引き上げられたことも影響しています。
東北電力の下屋敷聡青森支店長は、10日の会見で次のように述べました。
【東北電力青森支店 下屋敷聡支店長】
「少しでもお客様の電気料金は安い方がいいと思いますので、お客様がお得になるようなメニューの提供ですとか、お客様一軒一軒のコンサルですとか、そういったところで電気料金の負担の軽減につながればいいのかなと」
アメリカのトランプ大統領の相互関税措置など、今後、世界情勢の影響はあるのでしょうか。
【東北電力青森支店 下屋敷聡支店長】
「今すぐこれが、わが社の例えば資材価格ですとかLNG価格に影響するかどうかというのは非常に不透明でございますので、今後の動向を踏まえながら会社として何ができるのか、考えながら対応してまいりたいと思っているところです」