
昇格争いに食い込むためには落とせない、下位のAC長野パルセイロとの対戦となった八戸。
八戸は前半28分。ボールを奪われかけますが、球際の攻防を制し、一気に相手陣内深くへ侵入。稲積のクロスは逆サイドへ。音泉のシュート!
左から右への揺さぶりから、音泉が足を取られながらもゴールネットを揺らし、先制に成功します。
38分にも。中盤で一度、奪われかけたボールを奪い返すと…。佐藤が引き付け、中野へ。
中野が持ち味のボールを呼び込む動き出しでフリーになるも、追加点とはならず。
素早い攻守の切り替えで試合の主導権を握った八戸。1試合消化が少ない中、昇格プレーオフ圏内まで勝ち点差2の9位につけています。
音泉のゴール後の歓喜の背景には、選手たちが“素直に認めたくない”勝利の要因がありました。
【音泉翔眞選手】
「あの石さん(石﨑監督)が、もっと練習きつくしたんですよ」
何と、「練習がきつい」と有名な石﨑信弘監督がさらに厳しいトレーニングを選手たちに課したとのこと。
【音泉翔眞選手】
「それできょう、意図のある攻撃が皆で意思疎通できたので」
「今週やばかったんで、本当にやばかったんで、きつすぎて」
【永田一真選手
(Q.今週も厳しい練習頑張ってください)「もちろんです」
(Q.勝利の要因は厳しい練習)「そこは…。まあまあまあまあ…」
「厳しい練習のおかげで勝てたんですね?」と聞くと皆さん、素直に「はい」とは言わなかったそうです。どうやら、認めると今週も厳しいメニューになってしまうと、ビクビクしているようです。