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高校生×リンゴ高密植栽培 「せん定」「芽傷(めきず)」「誘引」を学ぶ

2025.05.07(水) 18:45

未来のリンゴ産業を担う高校生が、イタリア発祥の高密植栽培について実習形式で学びました。

整然と並ぶリンゴの木。同じ面積でも収量が多く、効率的に栽培管理ができる「高密植栽培」の園地です。

【坂本佳子記者】
「去年植えた高密植栽培のリンゴの木。きょうはこの時期に必要な作業について学んでいきます」

五所川原農林高校では、2年前から高密植栽培を教材にした授業をしています。7日は、高密植栽培でリンゴを生産している日本農業の社員が講師として招かれ、生物生産科の生徒たちがこの時期にすべき3つの作業を学びました。

他の枝の成長を妨げる太い枝を切る「せん定」。

枝が生えてほしい所に傷を付ける「芽傷」。

上向きの枝を下向きにし、雪による枝折れ被害を防ぐ「誘引」。

【生徒】
「自分の目線と同じ高さだからやりやすいです」

これらは高密植栽培を実現するために必要な作業ですが、若手生産者の学習・研修の場が不足しているという課題もあります。

【日本農業 野澤俊介さん】
「リンゴの栽培ってそんなに難しくなくて、自分たちでもできるんだよっていうのを理解してもらえるいいきっかけになるんじゃないかなと思っています」

7日に手入れをしたリンゴの木は2025年、1本あたり数個の実を成らせる計画です。
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