板柳町は、5月8日を「コバチ」の語呂合わせで「マメコバチ感謝の日」としていて、8日に恒例の感謝祭が行われました。
25人の関係者が巣箱が設けられた祭壇に玉串を捧げ、マメコバチの働きに感謝するとともに、リンゴの豊作と作業の安全を祈願しました。
しかし、こちらの板柳ふるさとセンターのリンゴ畑。いつもの年なら、飛び回っていてもおかしくないマメコバチが見当たりません。
2025年は、まだ1匹も見かけていないということです。
りんごワーク研究所の鈴木均りんご指導監は、マメコバチが激減した原因について、2023年の猛暑だけでなく、天敵のコナダニの蔓延や巣となるアシガヤの不十分な管理などを挙げました。
2025年も、マメコバチの数が増える状況にないと言います。
【りんごワーク研究所 鈴木均りんご指導監】
「3年ぐらいをめどに、巣筒を割ってアシガヤを割って中に入っている種繭を洗浄して、新しい筒に更新していくということ、これを怠らないでやっていただければ、今よりは良くなるかと思っています」