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参院選の投開票まで2カ月 青森県内でも消費税を巡る議論活発化

2025.05.20(火) 12:30

想定される参院選の投票日まで、あと2カ月となりました。この夏の政治決戦を前に、消費税を巡る与野党の議論が活発化しています。

自民党の現職、滝沢求さんは青森県連の会合などに出席し、支持固めを図っています。18日の定期大会では元衆議院議長の大島理森さんが1人区の勝敗が重要と述べ、覚悟をもって戦い抜くことが必要だと訴えました。

【元衆議院議長 大島理森氏】
「この青森県でしっかりと滝沢さんが勝ち抜かなければならないし、県民の中に入り込んで必死の努力をしていただくことによって、その大きな責任を果たせると思います」

消費税について滝沢さんは、責任政党として財源も含め検討を進めることが必要としています。

【自民・現 滝沢求氏】
「物価高騰対策、まさに各地に出向くと、非常に必要との声を受け止めています。その声に応えるためには、消費減税も選択肢の一つと考えています」

対する立憲民主党の新人、福士珠美さんは各陣営の先陣を切って事務所開きを行い、準備を進めています。党執行部から駆け付けた小川淳也幹事長は、全面的に支援する考えを示しました。

【立憲 小川淳也幹事長】
「党中央として全身全霊を懸け、全力を傾けて支援・応援させていただくことをお誓い申し上げ、皆様のご奮闘をお願い申し上げ、今後の決意のご挨拶にさせていただきます」

消費税の減税について福士さんは、党の方針にのっとり必要性を訴えています。

【立憲・新 福士珠美氏】
「食料品に限っては消費税ゼロを掲げています。低所得者の世帯にとっては食費の割合が高いと思いますので、そういった政策はぜひとも必要だと思っています」

一方、共産党の新人、荻野優子さんは、消費税を緊急に一律5%に減税すると主張しています。

【共産・新 荻野優子氏】
「世論調査では、消費税減税を求める声が6割・7割と増えていて、与野党からも減税を巡る議論が出されています」

有権者への浸透を図るため街頭での活動に力を入れていて、17日は買い物客が集まるスーパーの前で、物価高から暮らしを守ると訴えました。

【共産・新 荻野優子氏】
「お米も今高くてどんどん上がっていて全然下がらないという国民の悲鳴」
「やはり政治は国民の暮らしのためにあると思うので、そこを守るために消費税は下げ廃止に向けて運動することが大事だと思います」

参政党の新人、加藤勉さんは4月の出馬会見で消費税の廃止が必要だと述べました。

【参政・新 加藤勉氏】
「消費税の廃止です」
「ただこれは恒久的ではなくて、廃止して経済が回り出したら戻してもいいのではないですか」

10日には、党首の神谷宗幣代表とともに街頭活動を行い、1次産業の振興を図る考えを示しました。

【参政・新 加藤勉氏】
「漁業もすごく恵まれた環境にあるんですよ。青森県はそこを有効に活用して、1次産業の活性化ですね。皆さん苦労しているから」

政治団体NHK党の新人、佐々木晃さんは今回が2度目の国政選挙挑戦となります。13日の出馬会見では、ガソリン税の廃止や消費税の減税について自らの考えを述べました。

【諸派・新 佐々木晃氏】
「物価高で困っている人が多いので、消費税減税は良いと思います」

私たちの生活に直結する消費税について、有権者はどのように考えているのでしょうか。

【有権者】
「給料が上がらない物価が上がるということは、実質給料が目減りじゃないですか。それで消費税が…、ちょっとね」

「もう少し、全部なくなれという訳ではないけれど、少しでも下がれば助かりますね」

「もちろん減税はしてほしいですよね。皆さん結構物価高騰で苦しんでいると思うので、少しでも減税でという感じですかね」

この夏の参院選は7月3日公示、20日の投開票が有力視されていて、各陣営の動きが本格化しています。

消費税の減税については、財源をどう確保するのか、一時的なものなのか恒久的なもののか、その辺りの各党の主張を見比べる必要があると思います。
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