25日は八戸消防本部が、実演を交えて説明しました。
「マイナ救急」は現場に到着した救急車の中で隊員が健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカードを専用の機器で読み取ります。
そうすることで傷病者が会話に支障がある状態でも、過去に受診した病院や処方された薬といった本人情報を正確に把握でき、搬送先の病院選びや搬送中の応急処置をより適切に行うことができると期待されています。
「マイナ救急」は、10月1日から実証事業として全国一斉に行われます。
【八戸消防本部指令救急課 村井孝雄課長】
「有効性メリットデメリットを確認したうえで、来年度からの本格運用につなげられればと考えております」
この他に、八戸消防本部が9月1日から導入しているスマートフォンを使った「119番映像通報システム」の実演も行われました。
【119番通報システムの実演】
(救急指令)「はい確認できました」
(通報者役)「今、119番映像通報がつながって、私が撮っている映像が(救急指令の)工藤の手元のパソコンに映っていますので、中でご確認いただければ」
通報者のスマホからの映像を見ることで消防の救急指令が現場の様子を正確に把握できるほか、心臓マッサージの手順を救急指令から通報者のスマホに送信することもできます。
映像通報システムは火災や救助、救急といった様々な現場で活用されています。