八戸港などで40センチの津波が観測されたほか、県内で36人がけがをしています。
きのう午後11時15分ごろ青森県東方沖を震源とする地震があり八戸市で震度6強、おいらせ町と階上町で震度6弱を観測するなど県内各地で大きな揺れとなりました。
震源の深さはおよそ50キロ、マグニチュードは7.5と推定されています。
太平洋沿岸には一時、津波警報が出されむつ小川原港で40センチ、八戸港で40センチの津波を観測しました。
東北町乙供の国道394号では道路の一部が陥没し、軽乗用車が巻き込まれ、運転していた男性が痛みを訴えて病院に搬送されました。
県によりますと午後2時現在県内では36人がけがをしたほか、住宅など合わせて11の建物に被害が出ています。
七戸町では水道管が破損し、一部の地区で断水が続いています。午後7時半まで町内2カ所に給水所を設置して対応しています。
【町民】
「水がないとやっぱり顔洗うにしてもトイレ行くにしても水がないとやっぱり困りますね洗い物も大変だし」
また、日本原燃によりますと、使用済み核燃料を冷却・貯蔵するプールから放射性物質を含む水があふれていることを確認しました。あふれ出た水は管理区域内にとどまっていて、燃料貯蔵プールの水位は0.8ミリほど下がりましたが安全性に問題はないとしています。
むつ総合病院では病棟7階のスプリンクラーが破損し、漏水が発生。漏水は現在止まりましたが、復旧の見通しは立たない状況です。5階から7階までが水浸しとなったことから入院患者40人の転院が必要で県は災害医療チームD-MATを派遣し対応に当たりました。
JR八戸線は高架の橋脚で鉄筋がむき出しになる被害が確認されました。
設備の点検のため終日運休となっています。















