きのう午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生。八戸市では震度6強をおいらせ町と階上町では震度6弱を観測しました。
【高橋芳樹記者】
「え、なんだこれ、すごいことになっている、ちょっとまって、ビルのガラスが割れている?ビルの2階のガラスが割れて下に粉々になっています」
八戸市内では至る所で建物の窓ガラスが割れる被害が・・・さらに。
【高橋芳樹記者】
「水道管が破裂したんでしょうか。水が噴き出しています、道路に水があふれいています」
震度5強を観測したむつ市です。自動車販売店では窓ガラスがほとんどすべて割れ落ちています。
ホテルでは・・
【野呂隆之記者】
「ホテルの看板が落ちて車の屋根を直撃しています」
またこの地震により青森県太平洋沿岸には一時、津波警報が発表され、午前0時前にむつ小川原港で40センチ、午前1時前に八戸港で40センチの津波を観測しました。
東北町の道路では、国道394号で道路の一部が陥没。軽乗用車が巻き込まれ運転していた男性が病院に搬送されました。
【坂本庸明記者】
「地震の発生からおよそ1時間が経ちました、こちら青森市の住宅では今もものすごい量の煙を出しながら家が燃えています」
青森市幸畑では住宅1棟が全焼する火災が発生。この家に住む65歳の男性が頭や顔にやけどを負い市内の病院に搬送されました。
県は災害対策本部を設置し、情報の収集に当たりました。
【宮下知事】
「市町村と連携して、非常に今寒い時期になりますので、(避難所の)暖が取れているか、防寒対策も含めて万全を期すように」
県内には最大10市町村に避難指示が出され2910人が避難しました。八戸市立多賀小学校では教室に簡易テントが設置され、一時10人が避難しました。
鉄道にも影響が。青い森鉄道は停電の影響により野辺地・千曳間で運転を停止。
【藤原祐輝アナウンサー】
「JR七戸十和田駅に来ています、こちらに表示されているはやぶさ新青森駅行きはおよそ2時間遅れで先ほどこちらの駅に到着したそうです。ただ新幹線の車内にはおよそ70人が取り残されていておそらく車内泊になるということです」
【新幹線の乗客】
「(再開の)めどが立っていないので温かい飲み物を買おうかなと思って」
(Q.また新幹線にもどる)「戻ります」
「トンネルの中で止まったので津波警報が出たのでトンネルの中は怖いなと思って」
JR東日本によりますと七戸十和田駅に停車していた新幹線の乗客は午前10時ごろにバスで新青森駅まで送れらたということです。
県内に出ていた津波注意報は午前6時20分に全て解除されましたが、夜が明けて、被害の全容が分かってきました。
こちらの神社では鳥居が根元から折れ、歩道に倒れていました。倒れた衝撃で一部は粉々に砕けています。
震度5強を観測した五戸町では小屋が倒壊。
こちらで散乱しているのは・・・ワインボトル。中には瓶詰済みの物も。八戸市内のワイン工場です。
【はちのへワイナリー 白戸義徳工場長】
「昨年生産したものが壊れて非常に打撃もあり」「今タンクの中に醸造したものがありますから、早めに詰めて生産量を確保したいと思っております」















