青森の伝統工芸品津軽びいどろの新シリーズ「雪うつし」。
伝統的な技法で作られ、立体感のある盃は「つぶ雪」。氷の粒のような手触りを楽しめる一輪挿しは「ざらめ雪」。
降る雪と積もる雪を表現したタンブラーには、「こな雪」と名付けられています。
【津軽びいどろ東京ミッドタウン八重洲店 柿沼純夏さん】
「降る雪だけじゃなく、積もる雪、美しいだけじゃなく厳しくて生活を脅かすかもしれないぐらいの雪の感じを表現したいなと思いました」
津軽びいどろ東京ミッドタウン八重洲店で働く柿沼純夏(30)さんは、「雪うつし」シリーズを企画した一人。
宮城県で生まれ、大学は弘前大学に通っていました。
津軽の冬を過ごす中で感じた、雪の静けさや存在感が作品作りの軸になっているそうです。
【柿沼さん】
「向こう(弘前)にいると、雪ってきれいだなというより、大変だなという印象がどうしても強くて」「雪のキラキラきれい、だけではなくて、雪の厳しいところとか、日常に根付いているもの、津軽の人にとっての雪を軽い感じで終わらせないような物にしたいなと思って、コンセプトとかも作らせていただいてますね」
津軽びいどろといえば、多彩な色使いがいわば代名詞ですが、白を基調とした「雪うつし」は、また違った雰囲気に。
濃淡の違う白にすみれ色を混ぜたり、粒の重なり具合の加減で、含みのある雪の表情を演出しています。
【北洋硝子 中川洋之工場長】
「(3商品とも使用する)粒の大きさは統一しています。それでありながら表情が変わるという。技法によって変わりますので、それぞれ3種類楽しんでいただければと思います」「今年は青森県の人たちは皆雪に苦労したと思います。私も苦労しました。だけどこれは、豪雪の前から開発していまして、雪を思い出したくない人もいっぱいいるかもしれないんですけども」「商品を見て少しでも和んでほしいですね」
1月に八重洲店で発売すると、たちまち、店舗で1番の人気商品に。国内外からの観光客が購入していくほか、今年雪に悩まされた県内のお客さんからもこんな声が届いています。
【柿沼さん】
「雪で大変だけど、商品を見て雪の奇麗な部分とか」「ガラスを通して思い出せていただきましたというお声もあったので、うれしかったですね」「東京で手に取って津軽の魅力を知って」「青森に足を運んでいただくきっかけになればいいかなと思っています」
「雪うつし」は津軽びいどろのオンラインショップや青森市の北洋硝子工場直営店でも購入することができます。















