【澤田愛美アナウンサー】
苗木不足解消のため青森県は8万本の増産計画を示していますよね。
【藤原祐輝アナウンサー】
そうですよね。そんな中、増産に頼るのではなく自分たちで作り方を学ぼう、という動きが出始めています。
【藤原アナ】
「リンゴの苗木不足が叫ばれる中、こちらではりんごの苗木作りの講習会が行われています、皆さんが手に持っているのが土台となる台木で、下にあるのがリンゴの品種を決める穂木です。これから台木に穂木を接ぎ木して苗木を作ります」
20日、青森県りんご協会の工藤貴久技師の園地に集まったのは、県内のリンゴ生産者など15人。全員が女性です。
【五所川原から】
「なかなか女性だけの集まりはないし、男性の中に入っていくのはハードルが高いので、いい会だなと思います」
主催したのは今年で活動3年目となる女性農業者グループの「ノウタノアオモリ」。
これまではせん定講習会などをしてきましたが、苗木不足の解消につなげたいと、今回初めて苗木作りの講習会を開きました。
【ノウタノアオモリ 小田切 葵リーダー】
(Q.ノウタノの魅力・良さは一言で言うとなんでしょう)「皆で和気あいあいと農業を楽しめる空間だと思います」
「どんどん聞きたいことを手を挙げなくてもじゃんじゃん聞いて、『はい先生!』と言いながら和気あいあいとできるので、その辺が女性だけでやる醍醐味かなと」
リンゴの苗木は台木に切り込みを入れ、穂木を差し込み、テープで固定して作ります。講師の工藤さんは、台木の切り込みの入れ方や穂木をカットする時の角度などを実演を交えて伝えていました。
【青森県りんご協会 工藤貴久技師】
「切れ目入ったよね、切れ目入ったここに接いであげる、こういうふうに合わせる」
参加者は全員、苗木作り初心者。
話を聞いている時にはすんなり理解できるのですが、実際に手を動かしてみると…
【弘前市内から】
(Q.台木に切り込みを入れるときにスッとそいじゃって跡が残っている)「なので、そうならないように加減しながら、慣れればできるかな~」
【五所川原市から】
(Q.ちょっと混乱しています)「切り込み入れるところ間違えちゃって」
「いや~簡単にはいかないですね、先生みたいにくるくるとはいかない、固定する時にガタガタ動いたりとか」
参加者が接ぎ木した苗木3本はお土産に。成功していれば2週間後には芽が出て、今年の秋には市販の苗木サイズまで成長し、3年後にはリンゴが実るということです。
【青森県りんご協会 工藤貴久技師】
「もうちょっとして、ここから芽が出なかったら失敗だからね、失敗したら切っておく。切っておいたら太らせてその台木に来年つないでね、接げば大丈夫。何かあったらいつでも言ってください」
ノウタノの活動について工藤さんは…
【青森県りんご協会 工藤貴久技師】
「今まで私たちが気付かなかった問題点を提起してくれると思うし、新しい発想で新しい考えをリンゴ産業に入れて、ポジティブに物事を考えて取り組んでいってほしい」
苗木不足を解消するために苗木を自分たちで作る。そんな動きは青森県でも…。
【宮下知事】
「苗木生産については業者に頼るだけではなくて、農家の皆さんも一丸となって産地全体で取り組んでいく必要がありますので、苗木生産ができる生産者の育成に向けた研修会を開催して、苗木不足に対応していきたい」
2年連続で大雪被害を受けた青森のリンゴ産業。
「未来の実り」を確保するために、生産者たちにも備えが求められています。
【青森県りんご協会 工藤貴久技師】
「去年も今年も青森県は雪害で苗木不足が起きていますよね、でも苗木って自分で作れるんですよ、一度苗木を自分で作ることを生産者がやってくれるだけで、苗木不足は少しでも解消できると思う」
【澤田アナ】
ノウタノのの皆さんの雰囲気が素敵だなと思いましたし、苗木が足りないなら自分たちでやってみようという挑戦する気持ちが素敵ですよね。
【藤原アナ】
なかなか接ぎ木のやり方を教わる機会もないということで、本当に皆さん、貴重な機会ということで喜んでいました。
青森県も力を入れて苗木の作り方の研修会が広がっていくのか、今後の動きに注目です。
















