「午前9時半すぎです。捜索本部が設置されました。クマの目撃情報もあるということで緊迫感が漂っています」
28日、青森市の八甲田にタケノコ採りに出かけた黒石市黒石の会社員工藤正治さん(63)の行方が分からなくなりました。
午前8時半ごろ一緒に入山した友人が待ち合わせ場所に戻ると飲料水が入った荷物が何らかの動物に荒らされているのを発見。
さらに近くでクマと遭遇し撃退スプレーを噴射して逃げました。
その後、通報を受けて捜索をしていた県警のヘリが地獄沼から東におよそ1.1キロの山中で、クマのそばに倒れている人らしき姿を見つけました。
【坂本庸明記者】
「午前11時前です。ヘリコプターでの捜索が続いています。扉を開けて隊員たちが目視で確認をしています」
警察や猟友会などが山に入る際は付近の国道が一時、通行止めとなり観光客にも影響が。
【神戸から】
「クマに遭遇するかななんて冗談言いながら来たんですけど戻らないとしょうがないですよね」
この他、市の職員が登山者に注意を呼び掛けるなど対応に追われました。
【坂本庸明記者】
「午後1時です。ヘリコプターに何かが引き上げられました。恐らく遺体と思われます」
市によりますと、倒れていた人はヘリで搬送後、死亡が確認されました。
【青森市環境保全課 小山内崇起主任】
(Q.市としてはクマに襲われたとして見ている)「可能性はまあそうだと思いますけれども」
遺体は男性で体にはクマにかまれたとみられる傷があったということです。
警察は工藤さんがクマに襲われた可能性があると見て身元の確認を進めています。
県は、短期間で2件のクマの人身被害が発生したとして、八甲田地区にツキノワグマ出没特別警報を発表しました。人身被害が起きている場所周辺への立ち入りを絶対に控えることなどを呼び掛けています。















