「午前3時すぎです。岩木山9合目までやってきました。風はほとんどありません。参拝者たちが続々と山に登っていきます。果たしてご来光を拝むことはできるのでしょうか」
【9合目出発の様子】
「いってきます」
岩木山のお山参詣はきょう、最終日の「朔日山」を迎え、参拝者たちがご来光を求めて山頂を目指しました。
【参拝者】
「70歳前に必ずこの山に、朔日山やろうと思ってきょうその最後のチャンスなんです」
(Q.きょうご来光見られそうですかね)「ちょっと雲が多いのでね。ご来光出たらほら貝吹きたいんですけど」
(Q.持ってきてるんですか)「持ってきてますよ!」
お山参詣は、五穀豊穣や家内安全を祈願する津軽地方の伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
「朔日山」は旧暦の8月1日にあたり、暗いうちから、およそ300人の参拝者たちがヘッドライトなどを頼りに急斜面の岩場を登っていきます。
【まだ暗い山頂】
標高1624メートルの山頂にたどり着く頃には空が赤く色づき始め、麓の景色が浮かび上がってきました。
【はやしの演奏】
午前5時すぎには厳かな囃子の演奏が始まり、参拝者たちが東の空をじっと見つめて日の出を待ちます。
【山頂の景色と参拝者】
しかし、残念ながらご来光を拝むことはできませんでした。それでも、参拝者たちは充実感に包まれていました。
【参拝者】
「朝日を求めて来たんですけど、出てなくてもきれいです」
(Q.出てないけど満足?)「満足です」
(Q.登ってみて)「疲れました」
(Q.景色)「とてもきれいでした」
「皆さんが収穫を無事に迎えられて、無事に穏やかに過ごせたら良いなと思います」
お山参詣が終わると津軽地方は「出来秋」と呼ばれる農作物の収穫期を迎えます。















