午前8時前の青森市。登校する子どもたちも帽子をかぶり、防寒対策は万全です。
住宅街では、雪かきをする人の姿も…。
【青森市民】
「きのうの夜から結構寒かったですね、しばれてるというか」
「窓越しから見える白い景色、みたいな感じだったので、雪かきからスタートだなくらいの感じですね」
【坂本庸明記者】
「青森市はふぶいています。手や足がかじかむほどの風の冷たさです」
5日の県内は、強い冬型の気圧配置と、この冬一番の寒気が流れ込んだ影響で雪やくもりで、ふぶいた所もありました。
気温も上がらず、県内23の観測地点中20地点で最高気温が氷点下の真冬日に。
最高気温がマイナス1℃となった弘前市では…。
【雪燈籠の制作者】
「寒いのであれですけど、順調に進んでいます」
「(ふぶく)雪がなければもっと良いですけど」
7日に開幕する「弘前城雪燈籠まつり」に向けて、市民が雪燈籠の制作に励んでいました。
【雪燈籠の制作者】
「ちょっとやりにくいよ、きょうは、もう凍ってしまっているから」
「なかなか力がいる、きょうは」
また、5日は海上を中心に西よりの風が非常に強く吹きました。午後3時までに観測された最大瞬間風速は、東通村小田野沢で28.6メートル、八戸で27.3メートル、大間で24.4メートルなどとなっています。
この影響で、青森と北海道を結ぶ津軽海峡フェリーでは、多数の便が欠航しました。
5日午後6時現在で、津軽の一部に波浪警報が出ています。高波による船舶や沿岸施設への被害に警戒が必要です。
6日にかけて予想される波の高さは、津軽の外海で7メートル、下北の外海で5メートル、三八上北の外海で3メートルとなっています。
また、大雪にも注意・警戒が必要です。
6日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で、山沿いで60センチ、平地で40センチとなっています。
青森地方気象台は、6日夕方にかけて高波に警戒を、6日は大雪による交通障害などに注意・警戒するよう呼び掛けています。