広聴会には、統合新病院の整備場所となる県営スケート場一帯の住民86人が参加しました。
新たに渋滞対策として、付近の道路の右折レーン延長や、ドクターヘリの騒音域、時間ごとの日陰の状況などを表す資料が配られ、病院完成後の生活環境の変化が具体的に示されました。
住民の意見に宮下知事と西市長が直接回答する時間では。
【地域住民】
「冬期間の交通量の調査は実施致しませんと書いています。冬にやらないと意味ないんじゃないかなと」
【宮下知事】
「雪の降り方、路肩へのたまり方が毎日違うので、交通量調査をやることは現在の技術では難しい。逆に考えなければいけないのは、夏と同じ状況を冬に作れるかどうかなんですよ、除排雪で」
【地域住民】
「万が一想定より(ドクターヘリの)音が大きくなる場合は、住民は我慢しろと捉えましたけどよろしいでしょうか」
【宮下知事】
「『我慢しろ』なんて私は申し上げません。ただ、皆さんも、皆さんのお子さんも乗ることがある可能性だけお伝えさせていただきたいと思いますし」
およそ1時間半にわたり、病院整備への理解を求めました。
【浜田ニュータウン町会 加藤恒雄町会長】
「懇談会や広聴会を何回か重ねてやっていかなければ、雪解けにならないと思います」
【宮下知事】
「住民の方々の具体的な懸念事項について、私たちも具体的なデータ、あるいはビジュアル化したデータをもとに説明する。このコミュニケーションが有効だと思いますので、そうした形を今後も続けていきたいと思います」
県と市は3月中の基本計画策定を目指していて、今後も地域住民に説明する機会を設けるとしています。